GENtiArchitectsDESIGN モクジヘモドル
Vol.481
ペチカ


2013.02.18


♪雪の降る夜は 楽しいペチカ
 ペチカ燃えろよ お話しましょ
 昔 昔よ 燃えろよペチカ♪
北原白秋の作詞、山田耕筰の作曲、童謡『ペチカ』
お施主さんから「家にペチカを入れたい」とご要望頂いた時、
この歌は知っているけれど、ペチカが実際どんなものか知りませんでした。
ペチカはロシアの暖房兼オーブン。元々は北欧地方の暖炉から発達したと言われているそうです。
焚き口の炉は50センチほどの立方体、コンロとして料理にも利用でき、
煙道がめぐらしてあるレンガなどで造った壁面の放射熱で部屋を暖めます。
現在工事中のペチカの家さんのこの煙道は、幅1450mm、奥行きは425mm、高さは1820mm。
暖まるまで多少時間がかかりますが、レンガが蓄熱体となり、
一度暖まると柔らかい暖かさが長続き。
先日、実際ペチカの設置工事をして頂く有賀製材所さんにて
現場の代理人さんと打ち合わせを行いました。
歌の通り、ペチカの前に座ると暖かさに包まれ、話しが弾みそうな感じです。
ジャムにウォッカをかけて口に含み、体を温めてから、紅茶をゆっくり味わう・・・
まさにペチカにピッタリの光景かもしれない。
Vol.482
はたおり


2013.02.25


月の半ばに体験した機織り。
それから、無性に機織り機が欲しくなり、色々ネット検索しました。
スペースがそんなにないので、卓上用で
ニュージーランドのアシュフォード社か、ポーランドのクロムスキー社、日本クローバー社のものか悩み、
経糸張りが比較的簡単そうなクローバー社「咲きおり60cmタイプ」を購入。

経糸の長さを決めます。

経糸を張ります。
ひたすら織ります。 ミシンで織り端の始末。

今回、経糸は綿の糸、横糸はアルパカ混合の毛糸で160cmのスヌードを織りました。
制作日数1日弱、独学でも難しくなく、楽しいです。
家づくりと同じく、素材、デザインを自分好みで作る事が出来る!はまります。
10年位使っていなかった足踏みミシン・シンガーU15もこれで日の目をみました。
ちなみに昨日は松本みすず細工復活プロジェクトとまつもと城町市民コンシェルジュの皆さんの企画、
「松本みすず細工」の体験を友人Sさんと参加。
機織りに似た要素があり、面白かったです。
松本市を代表する伝統産業のひとつであり、一度技術が途絶えてしまった松本みすず細工、
後世に伝えたい素敵な仕事です。
Vol.483
大江新教授の
御退官


2013.03.04


3月になりました。
春はお別れの季節と言いますが、母校でも在学中お世話になった3人の教授が退官する事となり、
週末、最終記念講義を同期のゼミ仲間8人と受講しました。
建築環境・設備の後藤剛史教授、構造の坪井 善隆教授、

そして私のゼミの恩師でもある大江新教授。
最終講義のテーマはこれまでの40年間を振り返ったものでした。
1)大江先生自らの設計作品の紹介
2)大都市(東京)vs地方都市
3)人工的要素vs自然の要素
4)高層ビルと都市の景観
5)歴史とエコ
6)建築の寿命とリノベーション
7)時代の流れとツール
幼少期を過ごされた大江宏先生設計の「17坪の家」や
自身の大学在学中の先生である大谷幸夫氏、丹下健三氏、槙文彦氏、磯崎新氏の話など
普段お聴きできない貴重なお話もあり、あっという間の1時間。
最後に陣内秀信教授がコーディネーターとなって、3人の教授とフリートークセッションも行われ、
こちらは笑いの絶えない「ヒューマニティー」あふれるものでした。
また、市ヶ谷キャンパス55・58 年館、2階の教職員食堂での懇親会も多くの卒業生で賑わいました。
建築は寿命の違う色々な要素(情報機器、設備、仕上材、躯体・・・)で組み合わさっていて
これからより重要視されていくであろうリノベーションの有り方や
街が並んでいない現状の「街並み」など、
今後私共も考えていかなければならないテーマを頂いた貴重な授業でした。
大江新教授、長い間お疲れ様でした。
92年卒メンバーからの「ヤコブセンランプ」、これからも近くに置いてくださいね。

Vol.484
3がつ11にちを
わすれないために
センター

2013.03.11
3月11日。
東日本大震災から2年が経ちました。
あの日私たちは事務所にいて、大きな揺れに驚き、慌ててテレビをつけると
目を覆いたくなるような光景を目の当たりにし、ただただ茫然としてしまいました。
まだまだ大変な状況に置かれている人は大勢いらっしゃると思います。
昨年の3月もコラムに書きましたが、
私たちの出来る事は、風化させない事、忘れない事、そして小さな支援しかありません。
「格好つけて無理するよりは、自分たちに出来る範囲で、そして長く続けていく事が出来るように」
せんだいメディアテークでは、東日本大震災による甚大な影響に対し
ともに向き合い考え、復興への長い道のりを歩きだすため
「3がつ11にちをわすれないためにセンター」を2011年開設したそうです。
こちらのサイトになります。

http://recorder311.smt.jp/

『発信はさまざまな支援活動を応援し、記録は未来の財産となるように。』

Vol.485
卒業旅行

2013.03.18
春から着工の工事スタートに向けて一歩一歩進んでいる今日この頃です。
この時期、ラジオからは定番の「卒業」ソング。
懐かしさいっぱいで、ついつい口ずさみながら、
卒業旅行も楽しかったなあ・・・などと思い出します。
小学校の卒業の時は、友達10人位で記念に銀座へ映画を見に行きました。
松本零士アニメの「千年女王」。
中学校の時は、宇高連絡船に乗って四国へ一人旅。
高校の時は、仲良し6人で富士急ハイランド経由の河口湖へ一泊旅行。
大学の時は合計3回、卒業旅行へ行きました。
卒業設計が終わった時、ゼミ仲間で天城越えの温泉旅。
秋の紅葉の季節でした。
卒業論文が終わった時は、同じくゼミ仲間で「地図の道路の終わりに行こう!」という事で信州・奥山田温泉へ。
そして友達とそのまた友達と3人でタイ・パタヤビーチの就職前のリフレッシュ旅行。
淋しい面もありますが、今となっては卒業旅行という節目があるのもいいものですね。
つい2週間前、久々に再会したゼミ仲間、みんなそれぞれの道で頑張っています。
在学中はよく「このメンバーで設計事務所やったら面白いよね」なんて言っていましたが、
実際にやっていたら、みんな個性が強すぎて、今頃ケンカ別れしていたと思います(笑)
今も変わらず、笑顔で会う事の出来る関係で良かったです。
Vol.486
HOUSE VISION

2013.03.25
昨日までお台場で開催されていた「HOUSE VISON」へ先日行ってきました。
「新しい常識で都市に住もう」という理念の下、
8組の建築家&クリエイターと企業のコラボレーションによる未来の暮らしを提案する展覧会。
「原寸大の暮らしのかたちを見に来てください」というキャッチコピーに惹かれます。

LIXIL × 伊東豊雄
[住の先へ]

Honda × 藤本荘介
[移動とエネルギーの家]

未来生活研究会 × 山本理顕他
[地域社会圏]

住友林業 × 杉本博司
[数寄の家]

無印良品 × 坂茂
[家具の家]

TOTO・YKK × 成瀬友梨他
[極上の間]

蔦屋書店 × 東京R不動産
[編集の家]

観覧ブリッジ
再利用を前提に3.5寸角材の組合せ

気になる照明器具
DIYで作る犬小屋もありました。

ちょっと刺激に、ちょっと勉強になりました。
Vol.487
土佐水木

2013.04.01
4月になりました。
昨日と大きく変わらないのに、4月と聞いただけで何かワクワクしてしまいます。
先週、サクラホタルノイエさんにシンボルツリーが植えられました。
黄色い小さな花がかわいい「土佐水木(トサミズキ)」です。

【トサミズキ】
マンサク科・トサミズキ属 落葉広葉樹・灌木
植栽分布は北海道南部~九州
、花期は3~4月
樹形は株立ち状で枝は不均一に伸びる。土壌は選ばないが、陽地で水はけの良い肥沃地を好む。
樹名は土佐の国原産のミズキである事から
(緑のデザイン図鑑より)
お施主さんもトサミズキの花を玄関の花器にそっと添えて、
楽しんでいるご様子。嬉しいです。
この黄色い花を眺めていて、
この春から土佐へ転勤となったMくんを思い出しました。
きっと魚がおいしいんだろうなあ。
新しい土地でも頑張って!

Vol.488
バーミキュラ

2013.04.08
昨日14ヶ月待った無水鍋バーミキュラが届きました!
バーミキュラは愛知の工場で、熟練の職人の手による手作りの鍋。
まずは自宅のIHにて火加減を確認します。
最適な極弱火のバーミキュラポイントの見極め。
我が家のIHは11年前のものなので、現在のものより火力が弱く、どうやらポイントは「3」のようです。
早速、定番のカレーに挑戦しました。

色はパールブラウン、22cmタイプ。

今回のお野菜。

1時間煮た所。野菜から水分が出ています。

完成!
水を使わず、野菜から出た水分だけなので
野菜の甘みがたっぷりのとても美味しい味になりました。
これまでのカレーとは違った感じです。やみつきになりそう。
Vol.489
工事監理報告書


2013.04.15


建築士法第20条3項に
「建築士は、工事監理を終了したときは、直ちに、国土交通省令で定めるところにより、
その結果を文書で建築主に報告しなければならない。」とあります。
お引渡し時に工事監理報告書をお渡ししておりますが、
源池設計室では毎月15日と月末、お施主さんへ半月毎の報告書をメールでお送りしています。
その時の現場の状況や、工事施工者へどんな指示を出したのか、
お施主さんとどんな打合せをしたのかなど、写真をつけてご提出。
お施主さんからも「少しずつ進んでいく様子が判り、感慨深いです。」とお声を頂いたりすると
ますます頑張ろう!と気合いが入ります。
現在、「ペチカの家」さんの現場では今月完了予定の大工工事が進行中。
先日地鎮祭を執り行った鉄筋コンクリート造の「地形をトレースする家」は工事の準備段階です。
また暖かくなり、「雲の流れる山荘」さんの外構工事も先週から始まりました。
今日は15日。4月1日から今日までの工事監理報告書を夕方にまとめ、
お施主さんにメール致します。
Vol.490
マイ箸つくり


2013.04.22
先日、松本市城山のギャラリー憩の森さんで「マイ箸つくり」をしました!
30日まで開催の「春の木工展」でのワークショップです。
材料を選びます。
私はケンポナシ、
相方はウォルナット。
一面、二面・・・
小さなカンナで
四面削ります。
型にセットしているので
削りすぎとかは
心配御無用。
先端は
お好みの太さに。
私は細目で。
電熱ペンで
ネームを入れて
マイ箸完成!
城山公園の桜も
見頃でした。
そしてカレーも絶品!
Vol.491
大工さん


2013.04.29
先週の土曜日、ペチカの家さんの現場では大工工事が完了しました。
芳田棟梁、お疲れ様でした!
お施主さんに、棟梁共々イチエさんのシュークリームをご馳走になりました(ご馳走様です!)
wikipediaで大工を検索すると
「大工(だいく)とは、主として木造建造物の建築・修理を行う職人のこと」とあり、
宮大工、家屋大工、町大工、船大工、建具大工・・・など色々出てきます。
「ツーバイフォー大工」「プレハブ大工」なるものも。
前もコラムに書いたかなあ?
幼稚園生の時、実家の家を建てました。
これまで、そこにあった平屋の私達が住んでいた貸家を解体し、2階建ての家へ。
「階段」というものが嬉しくて嬉しくてしかたありませんでした。
船乗りだった父が、家の建設中休暇だったので、毎日のように現場へ。
木の香りがたまらなく好きでした。
「どうしても大工さんの家に泊まる!」と言って
姉と二人、大工さんの家へ、軽トラックに乗せてもらい、泊まりに行ったり。
昨日もお施主さんが「鉋掛けに憧れる」と言っていた気持ちが分かります。
建築に携わる事の原点かな。
Vol.492
新明解国語辞典


2013.05.06


2013年、ゴールデンウィーク最終日。
気温はあまり上がりませんでしたが、お天気には恵まれたGW。
薄川でのBBQがあったり、昼カラで盛り上がったり、私達も楽しい休日を過ごしました。
中学校へあがるYちゃんへ、国語辞典を贈ろうと本屋さんへ。
いくつも国語辞典はあるけれど、そう大差はないだろうと思っていましたが、
実は国語辞典、とっても奥が深い!
言葉に関する説明の文章が、辞書によって微妙に違うらしい。
「人間に個性があるのと同じように辞書にだって個性があります」という赤瀬川原平さんは
『新解さんの謎』という、『新明解国語辞典』に関する本を出しています。
この国語辞典を「人間くさい、読んで楽しい辞書」と評する『新解さんの読み方』なる本も。
そういえば自分が子供のころ使っていたのもこの辞書でした。
(そんなに辞書をじっくり読んだことはないですが・・・)
『舟を編む』もたしか辞書をつくる話しだったので、これまた読んでみたい一冊。
ますます興味をそそる新解さん。
迷う事無く、『新明解国語辞典』をプレゼントしました。
この辞書を手に取ったYちゃん、最初に調べた言葉は『設計』
感激!これからも頑張って設計していきます。

Vol.493
今朝の事


2013.05.13
今日は朝7時半、ご出勤前のお施主さんに現場へ立ち寄って頂き、
部屋の窓から駐車場の開口越しに山がどう見えるか検証しました。

手前が部屋の窓、奥が駐車場の開口。

それぞれどれ位ずらすと山が見える?

木のフレームは現場代理人さんのお手製。

スタッフが青空に延びている様子、絵になります。

夕方、再度検証。

二つの開口が重なる部分、位置が決定しました。
Vol.494
城下町みずの
タイムトラベル


2013.05.2
松本は工芸の五月。
色々なイベントが開催され、町を歩くのもワクワクします。
「かわいい椅子には旅をさせよ」では、松本市美術館で開催されていた「こども椅子展」の後、
椅子たちは松川パン商店さんやGallery&CAFE憩の森さんなど、
市内のあちこちのお店へ散らばっています。
今週末は、工芸の五月のメインイベント的なクラフトフェア!in あがたの森。
毎年楽しみにしていますが、週間予報では珍しく2日とも晴れ。予報があたりますように。
そして僕は「建築家と巡る 城下町みずのタイムトラベル~城南編~」に参加しています。
今年のコースはお城の南側の江戸時代に町人地であった辺りを約2 時間かけて歩きます。
松本市美術館を出発し、個性的な水口によって飾られた湧水を回り、
天神の辺りではかつての遊郭の名残などに触れ、城下町の南の入口にある南十王堂も見どころの一つです。
普段何気なく歩いている街並みも時代に思いを馳せながらめぐるといつもとは違う発見があると思いますよ。
このイベントも今週末の土日が最終になります。
一緒にみずめぐりはいかがでしょうか?
Vol.495
Louver


2013.05.27
Louver(ルーバー)とは、羽板と呼ばれる細長い板を、枠組みに隙間をあけて平行に組んだもの。
以前ブログにも書きましたが、昨年惜しまれつつ閉店した城北木材さん、
そのショールームは宮脇檀さんの設計で、建物が解体されると聞き、
使用していた天井のルーバーを快く譲って頂きました。有難うございます。
そのルーバーは、現在工事中の『ペチカの家』さんの天井に先週取り付けられました!
一本は壁に設置し、飾り棚として使用。
取付けられたルーバーを見て、『古いもの』と『新しいもの』が織りなす調和の見事さに感激しました。
ここに『青いもの』と『借りたもの』があったら・・・などと思考が脱線もしましたが・・・

城北木材さんのショールームにて

ペチカの家さんに取付けました。

コンサバトリーに飾り棚
Vol.496
赤い実の洋燈


2013.06.03
私は17歳の、この町で生まれ、いま、百歳の、この町を歩く。
すべては、大きく変わったが、ただ一つ、変わらぬものがありとすれば、
それは、雪をかぶったナナカマドの、あの赤い実の洋燈。
一歩、一歩、その汚れなき光に、足許を照らされて行く。
現実と夢幻が、このように、ぴったりと、調和した例を知らない。
ああ、北の王都、旭川の、常に天を望む、凛乎たる詩精神。
それを縁どる、雪をかぶったナナカマドの、あの赤い実の洋燈。
~井上靖の「「幼き日のこと」より~
【ナナカマド(七竈)】 バラ科ナナカマド属 落葉広葉樹
白い花は5~7月、赤い実は10~11月に熟し、小鳥が好んでこの実を食べます。
この樹木の材は燃えにくく、カマドに7回くべても焼け残るという事からこの名がついたとか。
  
「雲の流れる山荘」さんに、3本のナナカマドが先週植えられました。
ちょうど白い花が見頃です。
冬には真っ白い雪の中、赤い実の洋燈(ランプ)がきっと楽しめるのではないでしょうか。
Vol.497
伊那谷のヒノキとアカマツ


2013.06.10
森があって木がある。
木があって家ができる。
木の温もりの中にペチカがある。
自然に寄り添う家が完成しました。

今週末、松本市内の「ペチカの家」さんにて
お施主様のご厚意で6月15日(土)・16日(日)の2日間、
完成見学会を開催させて頂く事になりました。
床材と本棚の材は、伊那谷大泉育ちのヒノキとアカマツです。
どちらもお施主さんが山から切り出したもの。
切り出した木は、製材所さんと大工さんの手によって家の一部となりました。
地元の木をもっともっと使う事が出来たら、
地元の木を使う事の難しさも、
今回の現場で色々と勉強になりました。
今日は週末ご都合が悪いという現在プラン中のお施主さんと
一足お先にペチカの家を見て頂きました。
「アカマツの床がすき!」と足触りの気持ち良さに、新しい家の床材も決定しました。
Vol.498
33回目


2013.06.16
一昨日は雨の中、昨日は暑い中、
ペチカの家の完成見学会に多くの方にお越し頂き
本当に有難うございました。
ふと、今回は何回目のオープンハウスなんだろう?と思い、
また過去のマンデーコラムを読み返すと、
記念すべき第一回目の完成見学会の事が
「初めてのオープンハス」として、9年半前の第11回のコラムに書いてありました。
千葉県市川市にてオープンハウス(見学会)を開催いたします。
8月に事務所を開設しまして、記念すべき第一回目のオープンハウスとなります。
誰か来てくれるだろうか・・・と、今から大変ドキドキしています。
でも、今は本当に幸せな時代だなあとつくづく思っています。
昔と違って、インターネットによって多くの方々にHPを通して
作品を見ていただいたり、オープンハウスのお誘いなどもこの様に
知っていただく事が出来るのですから。
住宅展示場とは全く違います!
私たちが、この様な住宅をつくりました・・・というお披露目です。
住まいについて考えている方もそうでない方も、
「こんな暮らし方があるんだあ」とか「住宅にこのデザインも面白いなあ」
などなど、何かのご参考になれば幸いです。お気軽にお越しください!

この時は私の実家でもありましたので、同級生などが多かったですが
当時東京在住の後にお施主さんとなって頂いたMさんも来てくれました。
今回「ペチカの家」さんは33回目のオープンハウス。
初心を忘れず、これからも歩んでいきたいです。
次回の見学会は9月末の予定ですので、お楽しみに!
Vol.499
こたつむり


2013.06.24
空間にあうようにデザインし、
大江研の後輩でもある静岡の家具工房HAND WORKS FACTORYさんに製作していただいた「炬燵」が
先週、サクラホタルノイエさんに届きました。
部屋の広さから大きさを決め、夏は座卓として使うので
脚は下に行くと少し細くやさしい感じを出し、しかし細すぎず。
天板はキッチンなどと合せて「クリ材」としました。
【製作過程】

お施主さんも到着を楽しみにしていてくださり、
コタツにあうグリーンを探して、待っていてくれました。
夏も良い感じですが、
冬はここで、甘いミカンと読みかけの小説と一緒に
「コタツムリ」になりたいです。


Vol.500
往復書簡


2013.07.01
2013年10月29日にスタートした源池設計室のマンデーコラム、
9年と8ヶ月経て、今日は500回目となりました!
月曜に更新しなかったことは数回ありましたが、
『月曜に更新するぞ!』という気合いでこれまで進んできました。
今日改めて、この長い月日を振り返ってみると、
回を重ねる原動力になった大きな一つが、Yさんとの往復書簡です。
このマンデーコラムの塩尻市・東座の話しがきっかけで知り合ったYさん。
2005年9月でした。
ちょっと憧れのロックアウトされたキャンパスを知っている世代のYさんと、
それからほぼ毎週、コラムの感想や身近な事など色々な話しをやりとりする
「往復書簡」の間柄になりました。
私達の完成見学会も楽しみにしてくださり、初めてお越し頂いたのは2006年の風樂舎さんから。
先週は同じ1991年に富士登山した事が分かり、なんだか不思議なご縁を感じました。
自分のつたない文章を誰が読むのだろう・・・と思う事もありましたが、
一人でも読んでくれる方が地球上に存在するという事が、
私の大きな力になっています。
Yさん、有難うございます。これからも宜しくお願い申し上げます。
そして、このコラムを読んでくださっている方へ、
本当に有難うございます!
501回目からも、自分なりに感じたことを書いていきたいです。

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