Vol.21
ハーブの力
2004.03.29
|
花粉症の季節になりました。
我が家の対策は、ミントの結晶です。
“ハッカ脳”と呼ばれる天然ペパーミントの結晶で、主な成分は「メントール」。
このミントの結晶を綿と共に5cm×1cm位の小さな袋に入れ、
胸ポケットなど鼻に吸い込みやすい位置へ配し、
徐々に溶けてくるミントの香りで「花粉症」を退治します。
10日〜2週間くらい効果が持続するので、この時期には欠かせません。
他にもハーブは、食べる・飲む以外の生活の中で、大いに役立っています。
庭にある「ローズマリー」はダニ除け、
「ラベンダー」は虫除けの効果があると言われています。
今年は、地被性の「ペニーロイヤルミント」を植えようと思っています。
芝生の様に生え、人や犬が踏むと香りが立ち、虫を寄せ付けない効果があるそうです。
また、最近は犬用のハーブのアロマテラピーやサプリメントがあるそうです。
皮膚トラブルに効果のあるもの、精神を落ち着かせる効果のあるもの、
老廃物の排泄に効果のあるもの、消化吸収機能を高めるもの、病気の予防になるもの。
キャンドル式のアロマポットを使ったり、スプレー容器にいれて吹きかけたり、
マッサージしたりと使い方は色々あるそうですが、
犬の状態とハーブの効果を的確に知る事が大事です。
暖かくなり始めの今、犬の毛も抜け変わる時期です。
我が家のトヨゾウも8歳になるので、ブラッシングの時に、 消化吸収機能を高め体の調子を整える効果のある「バジル」と「カモミール」の
エッセンシャルオイルをマッサージしてあげようと思います。 |
Vol.22
サクラ
2004.04.05 |
♪新しい友達 今日からたくさんさ
入園式にはサクラ吹雪 包み込むよ
黄色いボウシが ちょっぴり大きいけど
そのままでいいよ フワフワ 素顔のままで♪
サクラの声が聞こえ始めるこの時期、私はいつもこの歌を口ずさんでしまいます。
中学校の桜並木を歩きながら、この歌を歌ったのは、もう20年前になりますが。
今朝、家の前で、サクラ色の着物と着たお母さんとビデオを持ったお父さん、
ちょっと大きめのブレザー姿の男の子を見かけました。
きっと、近所の保育園の入園式なのでしょう。
一昨日、松本市にはサクラの開花宣言がありました。
昨日は一変雪でしたが、今日は日差しも戻ってきました。
松本城では、「国宝松本城夜桜会」も始まり、
夕方5時半から8時半まで本丸庭園が無料開放になります。
ライトアップされた松本城と夜桜を背景に琴や尺八、雅楽、フルートの演奏も行われ、
一見の価値ありです。
松本市のサクラと言えば、弘法山古墳や城山公園ですが、
「白線流し」で有名になった薄川(すすきがわ)もとても綺麗です。
犬のトヨゾウの散歩コースでもありますが、まだ蕾です。 4月になると、何故だかワクワクしてきます。
新しい出会いや発見がありそうな、毎年サクラを見ると楽しい気分になってきます。 |
Vol.23
ペンペン草
2004.04.12
|
昨日は友人家族と一緒に、薄川へお花見散歩へ行きました。
薄川の堤防沿いに咲くソメイヨシノの桜並木は満開で、まさにお花見日和でした。
今春小学校へ入学した友人の娘さんのはーちゃんが、黄色い花を手に持って
「ペンペン草!」と喜んで走ってきました。
すると友人が「それはペンペン草じゃないよ。ペンペン草は白い花だよ」と言った後、
私に「そうだよね?」と聞いてきました。
子供の頃、江戸川の土手でペンペン草を摘んでは鳴らしたものですが、
今、ペンペン草は何色?と聞かれると、咄嗟には分かりませんでした。
何色だったかな?白?黄色?・・・しばらく考え、
「やっぱり白だ!」と自分にも納得しました。
花より団子の大人になってしまったなあと、つくづく反省です。
よく見ると、はーちゃんの手にある黄色い花は、みな根っこが付いていました。
「はーちゃん、なんで根っこ付いているの?」と聞いてみると、
彼女は笑って「また植えられるでしょ」と一言。
気持ちがキレイになったような休日を過ごす事が出来ました。
今朝、犬のトヨゾウとの散歩の途中、ペンペン草を見つけました。
一昨日ならば、きっと見過ごしていたであろうペンペン草です。
昨日の「キレイ」をずっと持続していければなあ、していきたいなあと、
思いながら、いつもの散歩コースをいつもよりも気持ち良くたどって行きました。 |
Vol.24
ラクレット
2004.04.19
|
2回目の打合せの時、お客様のご自宅で「ラクレット」をご馳走になりました。
お客様に「これ見た事ある?」と聞かれ、出てきたものが「ラクレット器」でした。
ホットプレートに蓋がついたような形で、その蓋に小さな専用のフライパンを入れる
窓が6つあり、上部に電熱線がグルっとまわっています。
そのフライパンに茹でたジャガイモと5mm位の厚さのラクレットチーズをのせ、
窓に入れ、チーズがとけてきたら取り出し、
お好みで塩・こしょうで味付けをして頂くというものです。
「ラクレット(Raclette)」という言葉の意味は‘削り取る’(ラクレ)であって、
もともとは暖炉でチーズを溶かして、その部分をそぎ取ってジャガイモなどに
添えるスイスのチーズ料理で、今はチーズ名にもなっています。
アルプスの少女ハイジが山小屋で棒の先にチーズを刺して暖炉で温めて
とかしていたのを思い出しました。
とけたチーズの味はマイルドで、辛口の白ワインと合いそうな絶品でした。
昨日、そのお客様のご自宅で3回目の打合せがありました。
ラクレットの話で盛り上がった後、近所にスイス料理店が出来たので
本場の味を楽しもうという事になり出掛けました。
運ばれてきたラクレットは、お皿にとけたチーズとじゃがいもとピクルスでした。
(結構よいお値段でしたが)やはりアツアツを頂かなくては・・・ |
Vol.25
直島
2004.04.26
|
ゴールデンウィークの情報があちらこちらで聞こえてくると旅行へ行きたくなります。
今一番行きたい所は、香川県の直島です。
一年半前、一人旅をしたのですが、午前中到着し、高松行きの最終船夕方5時までの
短時間でしたので、今度は、泊まり(出来れば数日・・・)でゆっくりしたいです。
直島と言えば、安藤忠雄氏設計の「ベネッセベネッセハウス
(直島コンテンポラリーアートミュージアム)や
石井和紘氏の直島建築「直島小学校」「直島中学校」「直島幼稚園」「直島町役場」
などが有名ですが、何と言っても「直島・家プロジェクト」が一番のオススメです。
本村地区に残る民家を修復・保存し、そこで現代美術作家が作品を制作・展示することで、
古い民家(瀬戸内海に残る本瓦の伝統的な木造建築)の空間を
現代によみがえらせようというものです。
それぞれの民家を舞台に、独特のアートが個性的な空間をつくりだします。
宮島達男氏の「角屋」は、美しい白壁と焼杉板の土蔵のある民家で、
薄暗い座敷には水が張られ、その中に蛍光色の数字が点滅したり、
窓と一体のカウンターの数字が変化したりします。
静かな空間に慌しい時の流れ・・・そのギャップが面白いです。
内藤礼氏の「きんざ」は中に入ると天井と床を取り除いた土と柱だけの何もない空間で
その中に1組15分ずつ入り、地面に座り、その時間と空間を思い思いに過ごします。
雑念が取り除かれそうな、禅寺の様な感覚です。
建築は安藤忠雄氏、アートはジェームズ・タレル氏の「南寺」は、
その時メンテナンスで見れませんでした。
杉本博司氏の「護王神社」は、石室と本殿とはガラスの階段で結ばれていて、
地下と地上とが一つの世界を形成しています。
ここは完成直前でしたので、地下の石室は見学できませんでした。
そして、本村地区には「直島町まちづくり景観整備事業」として
屋号表札が統一されていました。これが又、アートなデザインなんです。
この表札は、商品化されているようですので、いつか使ってみたいです。 |
Vol.26
色あせない映画
2004.05.03
|
先週テレビのチャンネルをガチャガチャ回していると、見憶えのある映画がやっていました。
暗い工場に蒸気、ネオンサインの点滅、「何だったかなあ・・・」と暫く見ていると、
若き日のウィレム・デフォー(大ファン!)が、ピチピチの革のパンツで登場しました。
ウォーター・ヒル監督の「ストリート・オブ・ファイヤー」でした。
ストーリーは知っていましたが、懐かしさのあまり最後まで見てしまいました。
1984年の映画ですが、ラストでダイアン・レインが
「Tonight Is What It Means To Be Young 」を熱唱するシーンも
その他の音楽・衣装も、今見ても色褪せていませんでした。
主人公マイケル・パレの着ているトレンチコートは
アルマーニだったんだなあと思い出しました。
同じアルマーニつながりで、同時代の「イヤー・オブ・ザ・ドラゴン」も見たくなり、
物置に閉まっていたダンボールの中からビデオを探し出しました。
脚本がオリバー・ストーンだった事には驚きましたが・・・
ジョン・ローンもかっこいいけれど、目を引くのは何と言ってもインテリア!
今再現しても、そのまま解け込んでしまうのではないでしょうか。
80年代、もしくはそれ以前の映画は、今の様なCG駆使とは無縁ですが、
(最近の映画は、アニメーションを見ているような感覚です)
ストーリーもセットも衣装も色あせず、いつの時代にも楽しめると思います。
「家」もそうでありたいです。
ロバート・ダウニーJrの「1969」、オンボロ車で旅に出る「ファンダンゴ」
青春ものの王道「セント・エルモス・ファイヤー」、
クマの被り物が印象的な「ホテル・ニューハンプシャー」
GWの残りは80年代の映画に浸ってみたいと思います。 |
Vol.27
FlowerDesign
Studio
和花
2004.05.10
|
一昨日、母の日に花を贈ろうと、以前から気になっていた花屋さんへ行ってみました。
「花屋さん」というよりは、お店の名の通り「Flower Design Stuidio」という感じの
そのお店は、我が家から歩いて3分位の所にあります。
何故気になっていたかというと、最初は住宅の部分に目を惹かれていたのです。
(店舗部分は後から増築されたようです)
犬のトヨゾウと散歩で前を通りながら、すっきりしたデザインで
「いい家だなあ」と思っていました。
暫くその前を通っていなかったのですが、ある日ふとスーパーの帰りに自転車で通ると、
今の店舗部分が出来ていました。
1階はRCの打ちっ放しで、2階はガルバリウム鋼板の縦張り、
住宅部分と違和感なく良いバランスなのです。
写真のスタジオかなあ・・・と、その時は思っていました。
後日、犬の散歩で前を通ると、近所の知人の方が
「ここ、花屋さんなのよ!この辺りには売ってない花とかもあるの、素敵よ」と
教えて下さり、そこで花のお店という事が分かりました。
東京には、ちょっと立ち寄って花を買いたくなるようなお店があります。
日比谷公園前のお花屋さんなど・・・
インテリアの雰囲気づくりに合う花や緑を置いてある店や、
ラッピングのセンスも良い花束を作ってくれる店も結構あります。
松本には、まだ少ないなあと思っていたのですが・・・
「FlowerDesignStudio 和花」は、そんな待ち望んでいたようなお店でした。
まず、店内の雰囲気がいい!そこにある花と室内の調和がいい!
勿論、花の質もいい!・・・大発見でした。
また宝箱にひとつお宝がふえた気分です。
器(シンプルで素敵な器が多くありました)に合わせた花や緑を
コーディネートしてくださるので、インテリアにも最適です。
今度は、陶芸教室で自家製?花器をつくって、花をアレンジしていただきたいです。
【5月11日追記】
今朝、新聞に入ってくる「松本タウン情報」にこの「和花」さんが
「この春二人でスタート」という特集に載っていました。
「洋服のようにその人に合った形で、洋服のようにお花のオートクチュール」
「花が場を和ませるように」とオーナーご夫妻のコメントを読み、
源池設計室の「家」に対する考え方と同じだ!と頷いてしまいました。
センスだけでなく、ポリシーにもますます惹かれました!
|